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2020/07/30
肌の細菌を育てて美肌になる
吹き出物、炎症の原因は最近の乱れが原因かも
「腸活で美人に」ってCM、最近目にしますよね。
このブログでもたびたび腸内環境の乱れは、お肌の乱れに繋がりますって書きました。
私たち人間には、嫌われ者の細菌ってけっこう大切なんですよね。
腸だけでなくて、実は肌にも細菌が存在します。
頭皮や皮膚といった体表をはじめ、口腔内、胃や腸などの消化器、泌尿器官など人の体には、個人差があるものの約1000種、数100兆個から1000兆個もの細菌が存在していると言われています。人の体の全細胞が60兆個と言われていますから、どれだけの多くの細菌が体に存在しているか、驚きですよね。
そこで、今回は誰の肌にも存在する最近の話です。
肌に存在する主な菌は次の3つ。
まず一つ目は、善玉菌と言われる表皮ブドウ球菌。皮脂を餌として皮脂酸を作り出し、肌を弱酸性に保って、悪玉菌である黄色ブドウ球菌の繁殖を防いでくれます。
表皮ブドウ球菌が作り出すグリセリンは、肌のバリア機能を維持してくれます。
二つ目は、ニキビの原因と言われるアクネ桿菌です。アクネ桿菌は日和見菌ともいわれ、肌のバリア機能がしっかりしていると悪さはしません。それどころか、プロピオン酸や皮脂酸を作り出して表皮ブドウ球菌とともに肌表面を弱酸性に保って病原菌や細菌の悪さを防いでくれます。
でも、アクネ桿菌が存在する毛穴や皮脂腺をメイク汚れなど何らかの原因でふさいだりすると増えすぎて悪さをはじめ、ニキビや吹き出物、ひどい時には肌の炎症を引き起こす原因になります。
三つめは、善玉菌に似た名前ですが、実は悪玉菌の黄色ブドウ球菌です。直中毒の原因にもなってしまう、この菌は肌が弱酸性だったらおとなしくしてますが、アルカリ性になると増殖して皮膚炎を起こします。アルカリ性になるという事は、善玉菌の表皮ブドウ球菌が減って、日和見菌のアクネ桿菌が反乱を起こした状態です。
肌トラブルに発展させないためには、善玉菌である表皮ブドウ球菌が存在している角質層にダメージを与えて、角質を落とさないようにしないといけません。そのためには、長時間の入浴、刺激の強い洗顔料・洗浄料、クレンジングの過剰使用などです。
メイクが残ってしまうのは良くないので、しっかり落とすのは大切ですが、肌に存在する善玉菌を取り除き過ぎて、そのうえ角質を乱れさせたら、化粧水や美容液をつけても逆に悪玉菌の餌になって美肌から遠ざける結果になってしまうかも。
刺激の強いクレンジングや洗顔料はほどほどにして、肌を休ませたり、肌の細菌バランスを壊さないようにするのが、永遠の美肌の秘訣かもしれませんね。